フランス/クレイユ・エ・モントロー(CREIL ET MONTEREAUトワルドジュイ)平皿「A」210x210xH20mm/管理番号C12356

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フランス/クレイユ・エ・モントロー(CREIL ET MONTEREAU)平皿トワルドジュイ)平皿「A」
210x210xH20mm
管理番号C12356


温かみのあるアイボリー色の皿地に、ワイン色でトワルドジュイが描かれた平皿。
年代は19世紀後期。
驚くほどコンディションの良いお皿です。

トワルドジュイは伝統的なフランスのテキスタイルで、マリーアントワネットも夢中になったと言われる絵柄です。宮廷の雅な暮らしがテーマになり、柔らかなデザインの感じが素敵で、
現在でも世界中にフアンがいます。

刻印は(H)B&Cie。
19世紀後期のHB&Cie時代の製造です。

こちらはプレート「A」
庭で育てたぶどうの房を収穫し、嬉しそうにバスケットに盛っています。
時代を感じるドレスが素敵です。
使用された形跡のない、とてもきれいなコンディションです。
表面は、経年のシミがわずかにあり、裏面は台座と縁取りにシミがありますが、全体的にとても良いコンディションです。
税込み5400円

生産国:フランス
ブランド:CREIL ET MONTEREAU
年代:18世紀後期
サイズ:210x210xH20mm
刻印:(H)B&Cie
重さ:322g
コンディション:カトラリー跡はなく、ほとんど使用された形跡のないお皿です。表面は、経年のシミ(画像17〜18枚目)がわずかにあり、裏面は台座に経年の汚れ、縁取りにシミ、窯キズ(画像11〜16枚目)がありますが、全体的なコンディションは良いと思います。
当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。また、同じお皿でも個体によって状態が違いますので、平たい場所に置いた際にガタつきがある場合があります。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。
日中と夜のライト下での確認作業では、それぞれ見え方が違い、見落としがある場合があります。細かい点について、ご質問がございましたら、1点1点細かく確認いたしますので、お買い物をされる前にお気軽にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。




クレイユ・エ・モントロー(CREIL ET MONTEREAU)はクレイユとモントローのふたつの窯がひとつになって生まれた陶磁器ブランドです。
モントロー窯の創業は1749年。フランソワ・マゾワによってモントロー陶器工場が作られ、ファイアンス・フィンを発展させていきます。モントローでは陶器作りに適した白い粘度が採れたことから、クレイユにも材料を提供していました。工場ができる前の最初の窯は1719年頃に始まっています。オーナーや生産様式の変化と時代を生き抜きながら、1819年に作陶ではライバル的存在だったクレイユと合併し、クレイユ・エ・モントローとして共同制作を始めます。
一方、クレイユ窯の創業は1797年頃。英国人起業家のクリストフ・ポッターが経営に加わり、英国ではすでに発明されていた、陶器や磁器に印刷をする技術を、フランスではクレイユとジョワジー・ル・ロワが初めて導入し、窯は大きく発展します。この頃、新古典主義の作品が次々作られていきます。さらにその後新たな技術者が加わりながら発展し、オーナーの交代も経ながら(1840年から1874年までは当時合併していたオーナー名の‘Lebeuf Milliet et Cie’の刻印がされています。)1819年頃にモントロー工場を買収した形でクレイユ・エ・モントローとなります。
クレイユ・エ・モントローの作陶は優れた銅板転写で、まるでキャンパスに絵を描くような色鮮やかな陶器が特徴でした。古典主義、シノワズリ、アールヌーボーと時代とともに多くの作品を生み出してきました。フランスを代表する古窯として発展を続けてきましたが、1895年クレイユの工場が火事になり工場が閉鎖。その後もクレイユ・エ・モントローの名前で1920年まで制作を続けますが、その後ジョワジー・ル・ロワに吸収され、HBCM(H・ブーランジェー・クレイユ・モントロー)として製作が続けられました。しかし、さまざまな時代の波を乗り越えてきたものの1955年その歴史に幕を降しました。

*当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。
目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。

*気をつけてみていますが、日中の太陽の光の元と夜の灯りの元では見え方が違い、気づかないダメージの見落としがある場合があるかも知れません。

*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れません。

*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められる方はご購入をお控えくださいませ。

*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディションがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。

*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。

<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありますが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際についたもの。

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