フランス/バドンヴィレ (BADONVILLER) 薔薇柄深皿「C」/ 228x228xH38mm/管理番号B373A341

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フランス /バドンヴィレ(BADONVILLER)薔薇柄深皿 「C」228x228xH38mm
管理番号B373A341
バドンヴィレ(BADONVILLER)の赤い薔薇柄スープ皿。
刻印はFBのフェナル、バドンヴィレですが、刻印が使われていた年代は不明です。
赤い薔薇と、縁取りのガーラントがシンプルです。
古い時代のお皿は、土地の粘土の色が柔らかいクリーム色をしていて、
温かな雰囲気を醸し出しています。

縁取りに窯キズ(画像11枚目と13枚目)、インク飛び(画像12枚目)がありますが、全体的にコンディションは良好です。

バドンヴィレ(BADONVILLER) は、フェナル一家がペクソンヌで窯を始めたところから始まります。ペクソンヌ窯はリュネヴィル、ニダーヴィレー、サンクレモン、バドンヴィレーなど著名な窯がある場所で、陶磁器作りに向いた土地でした。ペクソンヌ窯は1720年頃から始まった古窯で、1836年からニコラ・フェナルが正式オーナーとなります。ニコラ亡き後は息子と甥たちが引き継ぎFenal Frères(FF)の刻印が使われています。そこからペクソンヌは大きく成長していき、近隣の陶磁器製造の窯の職人たちもペクソンヌに移り、さらに素晴らしい作品を生み出して、ペクソンヌ フェナル兄弟(PEXONNE FENAL Freres)として成功を収めます。その後、1897年にペクソンヌ フェナル兄弟の中の一人だった甥のテオフィル・フェナル(Thèophile Fenal)は家族とうまく行かず、ペクソンヌ窯から分鎌する形でバドンヴィレーに独立し、1898年バドンヴィレ工場を作ります。これがバドンヴィレの始まりです。刻印はTF(Thèophile Fenal)となり、銅板からの写絵のような特徴的なペイントやエアブラシの装飾技法などにチャレンジし、すぐに300名の従業員を雇うまでに成長します。1905年のテオフィル亡き後は息子のエドゥワルドが引き継ぎ、すぐに従業員1000名を超えるまでに拡大していきます。アールヌーヴォーテーブル食器74ピースセットなどの大作を作るなど、バドンヴィレの栄光の時代を飾ります。1920年にエドゥワルドはリュネヴィル・サン=クレモン窯の指揮もするようになり、刻印に「KG」が刻まれます。その後第二次世界大戦後では縮小したものの、戦後はエドゥワルドの息子のジルベートが後を継ぎ、さらにヴァドンヴィレは発展していきます。1950年頃のフェナルグループの窯は、フランスの30%を占めていたそうです。1963年にはバドンヴィレ窯とリュネヴィル・サン=クレモン窯をひとつにして生産を始め(合併後の刻印はBadonvillerに統一されています)、1980年にはフェナルグループはサルグミンヌ窯とも合併し(Sarreguemines 社と合併後は刻印をLunevillーSt・Clementにしています)、生産を続けていきます。しかし1990年にバドンヴィレ窯はサン=クレモン窯のみを残して歴史に幕を降ろします。バドンヴィレーは新興窯ながら特に1900年後半のフランスで地位を確立した窯です。
税込み3900円

生産国 : フランス
ブランド:BADONVILLER
年代:不明
サイズ : 228x228xH40mm
重さ:352g
コンディション :縁取りに窯キズ(画像11枚目と13枚目)、インク飛び(画像12枚目)がありますが、全体的にコンディションは良好です。写真にてご確認ください。商品はヴィンテージ品になりますので、ご不明点などがございましたらお問い合わせください。






*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れま
せん。

*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められ
る方はご購入をお控えくださいませ。

*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれて
きたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひ
とつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディシ
ョンがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。

*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同
じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。

<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。
味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、
陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありま
すが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際、裏面に3箇所金具跡が残る部分など。

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