フランス/18世紀のウィローパターンデザート皿/210x210xH20mm/管理番号22024B218

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フランス/18世紀のウィローパターンデザート皿
210x210xH20mm

管理番号22024B218

フランスの18世紀のウィローパターンのデザート皿。
刻印がないので窯元は不明ですが、触れた感じは半磁器半陶器の感触があり、
かなり古い感さを感じます。
このウィローパターンはおなじみの絵柄と少し違っています。
左右が逆で、橋の上に描かれる走る3人ではなく、娘1人が描かれています。
通常にはない建物があり、ウィローパターンの主役のウィロー(柳の木)の姿も違っています。

1750年以降、フランスではシノワズリの流行が起こりましたが、
シノワズリとは東洋の世界に対する憧れが描かれたものです。
このウィローパターンが、フランス単独で描かれたものなのか?
英国で1780年に生まれたウィローパターンを模したものなのか?
だから真似をしたと思われないように左右を逆にしたのか?
英国に対する反発から逆にしたのか?
妄想が止まらなくなりますが、謎を秘めたウィローパターンになります。
お皿の裏面は台座がなく、つるっとした珍しい形をしています。

ウィローパターンは、18世紀の終わりの1780年頃に英国で生まれた絵柄です。
ただのデザイン画ではなく、ウィロー(柳の木)を中心に、物語が描かれているもので、
ロミオとジュリエットのような切ない物語に、世界中のハートをつかんだ絵柄です。

中心の柳の木の周りには、登場人物の高級士官の父親、若い娘とその恋人、娘が閉じ込められた塔、父親が決めた相手と娘が結婚をする日となった桃の花の咲く日、娘が恋人と逃げる橋と、追いかける父親、逃げる2人が飛び乗った船、たどり着いて2人が暮らす農村、恋人が殺され後を追った娘たちが、神様の計らいで永遠の愛を表す鳩の姿に変わって自由に空を飛ぶ姿が描かれています。

比翼連理(ひよくれんり)と言われる、
「地上では枝を交えて1本の木となり、空では二羽の鳥となって翼を並べて飛ぶ」も現しています。

この絵柄と物語は世界中に広がり、現在も人々を惹きつけてやまない人気のパターンです。
日本には江戸時代後期に上陸し、日本中の窯元もこのウィローパターンの器を作り出してきました。

ウィローパターンについて詳しくは、サイトトップページ左側の「ウィローパターンに魅せられて」をご覧いただけますと嬉しいです。
税込み5900円

生産国:フランス
ブランド:不明
年代: 18世紀後期頃
大きさ:210x210xH20mm
重さ:292 g
コンディション:表面にカトラリー跡とスレ(画像16~17枚目)、シミ(画像16枚目)、裏面と縁取りに経年のスレキズ(画像18〜20枚目)がありますが、カケはありません。商品はアンティークになりますので、ご不明点などがございましたらお問い合わせください。


*当店で販売するほとんどの商品はアンティークやブロカントの古いものです。
目立つダメージはできるだけ写真や文章で説明しておりますが、それ以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。アンティークの風合いや特性として予めご了承くださいませ。

*気をつけてみていますが、日中の太陽の光の元と夜の灯りの元では見え方が違い、気づかないダメージの見落としがある場合があるかも知れません。

*本来の色味や素材感がきちんと伝わるように自然光で撮影していますが、お使いのモニターにより実物と少し違うことがある場合があるかも知れません。

*アンティーク&ヴィンテージの商品は長い年月を経てきたものになります。経年の劣化は味わいとして商品の魅力となっています。新品を求められる方はご購入をお控えくださいませ。

*キズ、カケ、貫入がある場合、説明文と画像にてご案内していますので、ご承知の上でのご購入をお願いします。商品は人から人へと渡り継がれてきたものです。古いものならではのコンディションも含めて、次にお受け取り頂ける方にご購入いただきたいと思っています。商品にはすべて、ひとつひとつ物語があります。その物語を繋いでいただきたいと願っています。説明文と画像でご案内していますキズ、カケ、貫入などのコンディションがキャンセルや返品の理由にならないことをご理解の上、お買い物をお願いいたします。

*Slow Timeが扱っている商品は時を経たものばかりです。ひとつひとつ職人が手で作り出したものは、釉薬のかけ方や量が微妙に異なったりと、同じお皿でも個体によって重さや状態が違います。それが手作りの魅力であり、生身の人間が関わっていることを教えてくれます。

<キズとは>カトラリーの跡など、製造後についたものを言います。
<カケとは>チップとも言いますが、主に縁が硬いものに当たって欠けたものを言います。
<黒点とは>窯で焼く時、窯内部にただよう灰などが付着して、そのまま焼かれたものを言います。
<貫入とは>器の表面に施された釉薬(ガラスの層)が、温度変化などでひび割れたような模様ができることを言います。味わいとして和の器ではわざと貫入を入れるように焼くものもあります。目で見えるものから目に見えない細かいものまで幅広くあり、陶器の価値を下げるものではなく、アンティークとしては魅力のひとつとなっています。ヒビは表面を手でなぞると引っ掛かりがありますが、貫入は釉薬の内部にできるのでなめらかです。
<ヒビ>衝撃によってのヒビや経年の温度変化で薄くはいるものまであります。
<シミ>貫入の中に入っているものを言います。
<窯キズ>焼き上げ時にお皿を金具で持ち上げる際についたもの。

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